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良太、有終フルスイング 安藤花道で好捕!全力プレー締め  控えめに感謝の5度舞い

ナインから胴上げされる新井良太
 6回、こん身のフルスイングで大飛球を放つもファウルとなる代打・新井良(撮影・飯室逸平) 
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 「阪神6-1中日」(10日、甲子園球場)

 最後は促されるようにマウンドに立った。鳴りやまぬ良太コール。こらえきれぬ涙。歩んできた人生と同じように真っすぐ立って四方に頭を下げた。安藤の引退試合。新井良太は、拒み続けながら控えめに5度、ナインに支えられながら高く宙を舞った。

 「申し訳なかったんですけど、孝介さんをはじめ、チームメート、みんなに(胴上げを)やっていただいたので。ファンの皆さまにも感謝を伝えられたのでよかったです」

 胸にこみ上げていた涙を隠し、試合後は笑顔で別れを告げた。出番は六回、梅野の代打から途中登場だ。古巣・中日との対戦になったラストゲーム。不思議な縁を感じながら、打席に立った。この場面は遊ゴロ。八回に巡った第2打席では惜しくもフェンス手前の左飛に倒れたが、最後まで代名詞のフルスイングを貫いた。

 見せ場は八回の守備だ。同じく今季限りで引退する安藤がマウンドに立った。代打・野本の強烈な打球が三遊間を襲う。新井良は横っ跳びで好捕すると、素早く一塁に送球した。「よかったです」と尊敬する先輩の花道で好プレー。笑顔で言葉を交わし、感謝を伝えた。最後まで全力でグラウンドを駆けた。

 今後については未定だが、この日が現役最後のユニホーム姿。11日にも引退会見を開く。安藤のセレモニー終了後は、2人でフェンス沿いを歩いた。事前の予定にはなく、恐縮した表情で一周する。大声援を受けながら、頭を下げ続けた。懸命に駆け抜けた12年間。惜しみない「ありがとう」-の声が、必死に戦い抜いた証しだった。

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