阪神5連勝、甲子園では5年ぶりの1試合4本塁打 能見は5勝目

お立ち台で、阪神・福留(右)に導かれポーズを決める坂本=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神9-2中日」(2日、甲子園球場)

 阪神が打線爆発で5連勝を飾った。

 序盤から効果的に得点を重ねた。初回、先頭の糸井が右翼線二塁打で出塁すると、プロ初スタメンの植田がきっちり犠打を決めて1死三塁。続く福留の先制犠飛につなげた。二回には1死一、二塁で坂本。内寄りの直球をコンパクトに振り抜き、左翼席まで運んだ。

 プロ通算2本目で初の甲子園弾。貴重な追加点を奪うと、坂本は六回にも左前適時打。四回の中前打と合わせ、プロ初の猛打賞&自己最多の4打点と大活躍だった。また、三回には2戦連続で4番に座った大山が、左翼スタンドに6号ソロ。8月22日・ヤクルト戦(神宮)以来10試合ぶりで、甲子園では7月27日・DeNA戦以来、通算3本目。2リーグ分立後、阪神新人4番の本塁打は初めての快挙となった。

 七回に福留の16号ソロ、八回に中谷の2戦連発となる18号ソロが飛び出し、1試合4発と打線が奮起した。今季は7月21日・ヤクルト戦(神宮)、8月18日・中日戦(ナゴヤドーム)に次いで3度目。甲子園での1試合4本塁打は2012年7月29日・DeNA戦(鳥谷・新井良2・マートン)以来、5年ぶりとなった。

 先発の能見は6回を投げて5安打2失点で5勝目(6敗)。以降は高橋、藤川、石崎と無失点リレーでつないだ。首位・広島も勝利したため、ゲーム差は5・5のままだが、価値ある大勝となった。

 お立ち台には坂本と福留の2人が上がった。3ランを含む初の猛打賞で4打点の坂本は、「緊張してます。(本塁打を打った瞬間は)行ってくれと思って走ったが、自分でも鳥肌が立ちうれしかった。(初の猛打賞)ハイ、次があるか分からないので珍しいモノを見たと思いますが、こういう機会が増えるように頑張ります。(7試合スタメン)守りををしっかり、打つのはおまけと思ってますが、どちらにしても貢献できるように頑張ります」と声を弾ませた。

 先制犠飛とダメ押し弾の福留は、「きょうは坂本の付き添いです。(バックスクリーン弾は)まだ力があるんだなと…(5連勝)ファンの声援で選手はやる気を持ってます」と言葉少なにツボを得たコメントを発していた。

 中日は2連敗。0-4の三回はゲレーロの左前適時打で2点。先発・小熊は3回5安打5失点で3敗目。

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