岩貞、鯉に9敗…14戦勝ちなし4回4失点KO
「広島4-3阪神」(1日、マツダスタジアム)
際どい判定に泣いた。尻上がりに調子も上げた。だが結果は4回4安打4四死球で4失点KO。ヨーイドンの3失点が、最後まで尾を引いた。「もう少し粘らないといけなかった…」。阪神・岩貞は反省の言葉を繰り返した。
初回、先頭の田中にフルカウントまで粘られ8球目、カットボールが低めに外れた。微妙なコースも多かったが、菊池の犠打後、丸にも四球で1死一、二塁。鈴木に中前適時打を浴びた。さらにエルドレッドに2点適時二塁打。流れを手渡した。
四回にも1点を失い、今季の広島戦は4戦3敗。通算でも14試合で0勝9敗と勝ちがない。「際どい箇所を攻めて苦しくなって、甘い球を打たれた。逆のことをやってしまっています」と岩貞。これで4勝8敗。昨季の10勝左腕が波に乗れない。