左の大和、進化中打ァ 2点適時打&盗塁!キラリ存在感

 「ヤクルト6-2阪神」(22日、神宮球場)

 進化中の左打席からまたも快音が響いた。0-2の二回1死二、三塁。2試合連続スタメンの阪神・大和が、先発・由規の変化球をうまく中前へ落とした。2走者が生還する一時同点のタイムリー。敗戦の中でキラリと光った。

 前日はマルチ安打を放つなど、7月に入り打撃は好調。月間成績は31打数10安打、打率・323。昨秋から挑戦を始めた左打席が、成長を続けている。二回に放った2点適時打の後には、今季2つ目の盗塁も成功。存在感は日ごとに増している。

 それでも、敗戦に沈む試合後は険しい表情。勝利への強い思いを問われ、「そうですね」と消えゆくような声で言葉を紡いだ。下位打線でもっとチャンスを演出できれば、得点力も上がるはず。大和の働きが鍵を握る。

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