先発の小野、またプロ初勝利お預け 五回まで無失点も魔の六回、勝敗付かず

6回、広島・鈴木誠也に右前適時打を浴びる阪神・小野泰己=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-広島」(19日、甲子園球場)

 阪神の先発・小野が5回1/3を投げて、4安打2失点で途中降板した。1点差に詰め寄られ、なおも1死一、二塁のピンチを残すと、新井の中犠飛で同点に追い付かれた。この日が8試合目の登板だったが、またもプロ初勝利はお預けとなった。

 五回までわずか1安打に抑えたが、暗転したのは六回だった。1死からまずは菊池に中前打を浴びた。143キロの直球で詰まらせたが、打球は二塁手・上本の頭上をしぶとく越えた。さらに丸が左前打で続くと、4番・鈴木には1ストライクから2球目、高めに浮いた142キロ直球を狙われた。

 右前適時打で1点を失うと、ベンチはここで継投を決断。高橋がマウンドに上がったが、松山にストレートの四球を与えて1死満塁。代わった桑原が新井に中犠飛を浴び、同点のホームを許した。

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