糸井、重症だった…右脇腹筋挫傷で抹消、復帰9月以降も

 「阪神5-9広島」(18日、甲子園球場)

 17日の広島戦(甲子園)で右脇腹を痛めて負傷交代した阪神・糸井嘉男外野手(35)が18日、出場選手登録を抹消された。前日の試合後に兵庫県尼崎市内の病院で精密検査を受け、球団は診断結果を「右脇腹の筋挫傷」と発表。代わりに、新助っ人のジェイソン・ロジャース内野手(29)が1軍に初昇格した。

 オリックス時代の14年にも同じ箇所を痛めたことがある。順調にリハビリが進んでも、脇腹は再発性が高い。最短で3~4週間、万全を期すのであれば1カ月半を要する見通しで、1軍復帰は9月上旬になる可能性もある。片岡打撃コーチが沈痛な思いを代弁した。

 「本人は『行きたいです』と言っていたけど、場所が場所だからね。まだ(今シーズンは)半分あるし、終盤の大事なところで戻ってきてほしいです」

 17日・広島戦の五回1死二塁。糸井は野村の変化球を空振りすると、痛みをこらえるように右脇腹付近を左手で押さえた。そのままベンチ裏へ下がり、病院へ。金本監督も「しょうがないよね。早く治してほしい」と早期復帰を願った。

 この日、糸井は甲子園のクラブハウス内で治療を行ったもようで、19日以降の予定については「未定です」と球団関係者。首位・広島を追うチームにとって大きな痛手となった。

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