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俊介、聖地初弾 糸井の代役お見事!2安打3打点 背水の29歳…新フォームで結果

 「交流戦、阪神7-2西武」(13日、甲子園球場)

 指揮官も首をひねったまさかの一発が、虎に勝利を呼び込んだ。同点とされた直後の四回、阪神・俊介外野手(29)が左中間へ勝ち越しソロ。3年ぶり通算4本目のアーチは、プロ入り8年目にして甲子園初本塁打となった。二回には左中間へ先制の2点二塁打を放っており、2安打3打点。金本監督は通算100勝に王手をかけた。

 夕焼けに彩られた甲子園に鮮やかなアーチが描かれる。同点にされた直後の四回2死。3試合連続スタメン出場の俊介が、今季1号の決勝ソロを放った。「まだ実感はないです」。プロ8年目、流してきた汗が結実した瞬間。人生初の聖地弾が、首位奪還に燃える虎を加速させる。

 「打った瞬間どうかなと思いましたが、風のおかげでスタンドまで届いてくれました」

 野上のスライダーをすくい上げ、左中間席最前列まで運んだ。14年8月12日・巨人戦(東京ドーム)以来、3年ぶりの快音。二回1死一、二塁では左中間を破る先制の2点二塁打を放っており、この日は2安打3打点の大活躍だ。金本監督も賛辞を惜しまなかった。

 「ファームに落ちても、2軍のスタッフに聞いても『やっぱり俊介だけは、2軍で気を緩めずにずっとちゃんとやってた』ってことなので。そういうのもあって(1軍に)上げ直したし、期待に応えてくれましたね」

 開幕8試合目の4月8日・巨人戦を前に出場選手登録抹消。悔しさを押し殺して自身と向き合い、奮い立たせた。2軍戦は32試合に出場して打率・314、3本塁打、7打点。鳴尾浜で懸命に白球を追い、結果を残して5月30日に再昇格。「今年がダメならクビだと思って…」。もう後がない。それでも懸命に前を向く29歳に、神様はほほえんだ。

 高山ら若手の台頭もあり、自己ワースト41試合の出場にとどまった16年シーズン。俊介は「最後のチャンス」とオフに自身の“超変革”を誓った。多量の炭水化物を体に流し込み、頻繁に間食をして体重を自己最高の80キロにまで増量。肉体改造に取り組み、長年積み上げてきた打撃フォームにまでメスを入れた。

 構える際にバットを顔の前に置き、テークバック時に捕手方向へ引っ張る。弓矢の原理でパワーをため込むことができ、より強くボールがたたける。「しっかり振れていることが一番かな」。掛布2軍監督をはじめ、首脳陣の助言を集約して完成させた新フォーム。プロ8年目の飛躍は、強い覚悟から生まれた。

 左太もも裏を痛め、欠場する糸井の穴は母校・近大の後輩が全力で埋める。「勝つだけなので」。六甲おろしの大合唱を背に、ヒーローは次戦を見据えた。

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