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攻撃的2番・高山が12得点呼んだ 左腕撃ち3安打…金本阪神に新選択肢

 「オープン戦、阪神12-2ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 新生猛虎打線に新たな選択肢が加わった。昨季の新人王・高山俊外野手(23)が2番・左翼で出場し、すべて左投手から3安打2打点をマークした。クリーンアップへ打ってつなげる攻撃的2番が、2度の打者一巡を含む14安打12得点と打線をけん引。金本知憲監督(48)は高山の大活躍に複雑な胸中を打ち明け、開幕後の2番起用に含みを持たせた。

 2度のビッグイニングを演出したのは、間違いなく高山のバットだった。うまく攻撃の流れをクリーンアップへつないだ左投手からの3安打。2番で起用された昨季の新人王が、14安打12得点の猛攻撃を呼び込んだ。

 初回無死一塁から「引っ張る意識はあった」と外角スライダーをきれいにはじき返し、二遊間を破った。打球は中堅右へ転がり、無死一、三塁と好機を拡大。二回は1点を先制しなお1死満塁のチャンスで初球のカットボールを鮮やかに中堅左へはじき返し、この一打から4者連続適時打で一挙7点を奪った。

 六回は先頭で岩橋の初球をたたき中前打で出塁。この試合2度目となる打者一巡の猛攻を呼び込んだ。「甘いところを積極的に打ちにいけた」と語り、左投手との対戦についても「たまたま良かったですけど、コースが甘かったこともあるので」と慢心はない。

 昨年の秋季キャンプから左投手対策を積んできた。昨季は右投手に・290だったが、対左投手は・242と落ち込んだ。片岡打撃コーチらとバットの軌道をインサイドアウトに出すよう、意識して練習に取り組んだ。逃げる変化球をきっちりと捉えた結果が、この日の3安打だ。

 高山の2番起用について、金本監督は「もったいない気もする」と率直に明かした。「いい投手が来て接戦になったときに、バントとかヒットエンドランで転がすとか、そういうところも成長してほしいし。かと言って大きく育てたいし」と言う。

 「今はまだ若いから、できるだけ小技と言うよりは可能性を追い求めてほしい。こじんまりしてほしくない」。2番に置くことで高山の良さを消さないか、成長を止めないか。一方で攻撃力を上げるには、左投手を苦にせず、打力がある高山の2番起用も選択肢だ。

 「悩ましいね」と言いつつ「都合いいけど、何とかやってくれんかなという(笑)。欲張りだから、僕は」と昨季新人王の2番起用に含みを持たせ、笑った指揮官。福留らが控える中軸へのつなぎ役としてはまれば-。相手を序盤で一気に仕留める強力な猛虎打線へ生まれ変わる。

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