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鳥谷、虎で初二塁!“聖域”には北條…金本監督新プラン披露

 3回、中前へ抜ける丸の打球に飛びつく二塁手・鳥谷(右)=撮影・高部洋祐
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 「オープン戦、阪神2-6広島」(5日、甲子園球場)

 2017年の甲子園初戦で金本阪神2年目のカギを握る内野布陣の新プランが初披露された。鳥谷敬内野手(35)が広島戦に「3番・二塁」でスタメン出場。遊撃の定位置を争ってきた北條と初めて二遊間コンビを組んだ。金本監督は今後の鳥谷について遊撃、三塁も含めた流動的な起用を示唆。プロ14年目のベテランも柔軟に対応する構えだ。

 いつも通り、チームの「顔」としてグラウンドに立った鳥谷。しかし、目の前に広がる景色は少し違っていた。阪神ではオープン戦、公式戦を通じて初。13年WBCと同年の球宴以来となる二塁守備。プロ14年目の開幕へ向け、新たなコンバートプランが始動した。

 試合前、スコアボードに「3番・二塁」の文字が躍ると、甲子園が異様な雰囲気に包まれた。“聖域”の遊撃には成長著しい北條の姿。「違和感は…ないことはないですよ」。今いる場所は二塁ベースを挟んだ反対側。それでも、熟練された守備力は背番号1の健在ぶりを印象付けた。

 初回1死一、二塁。松山の放った三ゴロを糸原が捕球し、二塁ベースへ送球。受け手の鳥谷は素早く捕球し、軽やかにステップを踏んで一塁へクイックスロー。併殺を完璧に完成させてピンチを防いだ。二回無死一、二塁では小野の二塁送球を無難に一塁へ転送し、投ゴロ併殺に仕留めた。

 「昨日(4日)、(高代ヘッドコーチから)『スタメン二塁』と言われた。(ポジションは)僕が決めることではないですし、言われたところでやるしかないと思っています」

 試合前のフリー打撃時。通常なら遊撃でノックを受けるが、この日は上本と二塁の位置にいた。大不振に陥った昨年に遊撃のレギュラーを奪われ、今キャンプでは北條とのレギュラー争い。4日の豪州代表戦(京セラドーム)では「3番・遊撃」で2安打とアピールしたが…。野球人生を懸けて守り抜いてきた大事な場所は今、後輩の手にある。

 だが、完全にショートストップとしての自分を失ったわけではない。また、左手首の腱鞘(けんしょう)炎で離脱しているキャンベルの状態も踏まえ、三塁の可能性もある。金本監督が、背番号1について口を開いた。

 「だいぶ前に(二塁手プランは)決まってたんだよ。もう一回ショートもあるのかな。いろいろなことを想定しておかないと」

 飽くなき向上心を胸に、目指すは悲願の優勝ただ一つ。阪神タイガースを支える「虎の顔」が新境地に挑む。

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