糸井にお任せ!3月も調整は全権委任 開幕直前合流でも「全然、十分」

 阪神・金本知憲監督(48)が1日、右膝関節炎の影響で別メニュー中の糸井嘉男外野手(35)の3月の調整に関しても「全権委任」する考えを明かした。2月のキャンプ中も、糸井の状態や意向を踏まえて調整させてきたが、オープン戦中の遠征への帯同に関しても任せる考えだ。

 「(遠征に帯同させるかは)状態次第。本人のね。別に焦ってはいないしね」

 キャンプ最終日の2月28日に、糸井は現在の回復状況を「80%」と説明した。キャンプ第1クールで「2%」と話していたことを考えても、順調な回復ぶりが分かる。本屋敷トレーナーも「もうすぐ(自身の手から)卒業です」と話すように、100%の状態も見えてきている状況だ。

 ただ、だからこそここまで来れば、余計に無理をさせられない。チームは17日・中日戦(ナゴヤドーム)から6試合の遠征に出ることになるが、仮に糸井がその期間の残留を望めば、それも容認する方向だ。

 また、これまでにも「ぶっつけ開幕」となる状況も容認していたが、それも変わらない。開幕1週間前の24日からのオリックス3連戦(京セラドーム)に間に合えば「全然、十分だと思うよ」と話す。この日は練習が休日。早ければ2日の練習にも糸井が「甲子園デビュー」を果たすが、開幕を見据えて慎重に進めていく。

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