糸井「100点」第1クール別メニュー調整でも自信満々総括

 「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)

 右膝関節炎からの復活を目指す阪神・糸井嘉男外野手(35)が、別メニュー調整に終始したキャンプ第1クールを総括。自身に点数をつけ「100点」と振り返った。

 約45メートルのキャッチボールに、ティー打撃は座りながらを含む265スイング。この日はこれまでより長く、グリップ部分が太い新バットでも振り込んだ。終了後は、中村外野守備走塁コーチと談笑。「日本ハムの時のたわいもない話ですよ」。ともに在籍経験のある古巣の話題で盛り上がり、笑みも浮かんだ。

 初日から超スローペースが続いているが、徐々にリハビリの強度は上がっている。日々のスイング量が増え、体幹トレーニングは継続。「充実していましたね」。縦じまに袖を通した5日間で復帰への距離を縮められた。

 付きそう本屋敷トレーナーは「次のクールで、徐々に足を地につけていければと思っています」と今後の見通しを説明。それでも「ダッシュはしません」と慎重な姿勢は崩さない。歩行はできても、まだ走ることができていないのが現状。少しずつ前に進んでいく。

 照準は3月31日の開幕戦。金本監督も「焦らせたらいかんから」と見守る。完全復活を遂げるために、今は地道に汗を流すしかない。

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