柳瀬が自主トレ走り込み 「1、2月は体を作るイメージ」

 昨オフに加入した阪神・柳瀬明宏投手(33)が26日、鳴尾浜で自主トレを行った。この日も独自の調整を貫いた。鳴尾浜の外野をひたすらランニング。一人で黙々と左翼ポールと右翼ポールを何十往復もした。

 「走ることは昔からやっていること。1、2月は体を作るイメージ」と話した右腕。まずはしっかりと1年間戦える土台作りに励んでいる。投球開始については「体調次第。自分の体と相談しながらですね」と、慎重に調整を進めるつもりだ。

 ソフトバンク時代の2010年に右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた右腕。「やっぱり(手術)する前の体に戻ることはない」と、当時の複雑な心境を明かした。それでもリハビリに耐え、2012年には35試合に登板。翌年2013年にはキャリアハイの44試合、2014年には40試合に登板して復活を遂げている。

 阪神にも過去にトミー・ジョン手術を受けた選手がいる。昨年度のドラフト3位・竹安だ。アマチュア時代の2013年に手術を受けたが、今はもう古傷の影響はない。だが、選手生命を長くするためには、今後も人一倍、ケアを心がけることも必要。そういった状況も既に把握していた柳瀬は「彼(竹安)自身もいろんな経験をしたと思う」と若手右腕を思いやりながら「僕の方から『こういう練習をした方がいい』と言うことはないけど、聞かれたらなんでも応える」と、できる限りのサポートをしていくと話した。

 また、ソフトバンクで9年間、培ってきた経験は他の選手にも伝えられる。中堅右腕が、虎に新たな風を吹かせてくれるに違いない。

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