金本監督 「侍」藤浪全面サポートだ!本人望めば2・8初実戦登板もOK

 阪神・金本知憲監督(48)が25日、WBC日本代表に選出された藤浪晋太郎投手(22)の調整を、全面バックアップする考えを明かした。沖縄キャンプ最初の実戦は2月8日の紅白戦となるが、藤浪の要望があればそこで登板させることにも支障はない。阪神から離れても、日の丸を背負って世界を舞台に活躍することに期待を寄せた。

 誰もが立てる場所ではない。4年に1度の大舞台だからこそ、万全の状態で送り出してやりたい。金本監督が、WBC日本代表に選ばれた藤浪の全面バックアップを約束した。

 「藤浪のために実戦を作るというのは、そりゃムリだけど、8日かな?最初の実戦は。その時は藤浪を投げさせてもいいし。投げたいと言えば。2イニングでも。投げればいいと思うよ。そこら辺は協力しますよ、全然」

 日本代表に選ばれた以上、そこに恥じないパフォーマンスを披露してほしい。そのためにできる限りのサポートをする。すでに藤浪は、WBCをにらんで早めの調整を行っている。要望があれば、2月8日予定の、チーム初実戦となる紅白戦の登板も支障はなく、イニングや球数に関しても応える用意がある。

 代表では第2先発となる方向。「心配というかそれは投手のあれ(調整)だから。そこら辺の、投手の細かいところは分からないから。心配は心配だけど、もちろん。でも若いしね」。阪神とは違う形の起用となるからこそ、しっかり支えていく。

 この日、藤浪はこういったバックアップに関して「投げさせていただけるのであれば、要望を聞いてもらえるところで投げていきたい」と感謝。その上で「1発目からフルでいけるかは分からないですが、しっかり投げられるようにしたい」と、その配慮に応えるだけの準備を整える考えだ。

 「阪神の代表というより、日本の代表として出てるわけだから、恥ずかしいピッチングはしてほしくないし。抑えてほしいし、出るからにはちゃんと活躍というか仕事してほしいし。ただ、無理だけはしてほしくない、これだけは(苦笑)。どこのチームの監督もそうだと思うけど」。指揮官としての本音をのぞかせながらも、新たな舞台での活躍と成長に期待を寄せていた。

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