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鳥谷、引退覚悟「勝負の年!ダメだったら辞める」 もうショートこだわらない

 自主トレでティー打撃をする鳥谷(撮影・西岡正)
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 阪神・鳥谷敬内野手(35)が24日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開した。昨季ショートのレギュラーを剥奪された背番号1は、遊撃以外でも定位置奪取を最優先にしていく考えを強調。「勝負の年」と悲壮な覚悟で臨む14年目のシーズンは、引退覚悟で若虎との競争に挑んでいく。

 よどみない口調だった。2017年の球春を前に「今年は勝負の年になると思います」とプロ14年目のシーズンを見据えた。10歳以上年下の若虎と争う内野のレギュラー争い。甲子園の室内には、鳥谷の悲壮な覚悟を示す一言、一言が響いた。

 「いつかそういう時が来ると思っていましたし、ずっとできるわけではないので。ここで踏ん張れるかどうかというのが、自分の野球人生のポイントにはなると思います。ここでダメだったら辞めるしかないですし、できれば何年もできる。誰もが当たる最初の壁かなと思っています」

 定位置を奪えなければ引退-。野球人生を懸けて挑む今季、背番号1の決意は並大抵のものではない。5年ぶりにスタメンを外れ、聖域となっていた遊撃のレギュラーを奪われた昨季。打率・236、7本塁打、36打点と不振に陥った16年シーズンを糧に、今オフは自身の体を変革した。

 視覚トレーナーがいる大阪市内の専門機関に通い、目の精密検査を実施。神戸市内の初動負荷のトレーニング施設にも足を運び、35歳となった自分の体と正面から向き合った。年明けはハワイで自主トレに汗を流し、その後はロッテ・井口らと沖縄で合同トレ。定位置奪取への思いがベテランを突き動かした。

 「トレーニングは、今までとは違った形でいろいろ試しながらやりました。年齢とともに、失われてきているものを見直しながらやってきました。去年の感じとは、全然違う感じで入れていると思います」

 昨年の球団納会の前、金本監督との直接面談では「遊撃一本」の気持ちを伝えた。しかし、この日は「レギュラーとして出られるポジションを見つけて、そこで勝負していきたいと思います」と、“他の椅子”でも貪欲に奪いにいく姿勢を強調。残り128本に迫る通算2000安打も「試合に出ないと話にならない」と力を込めた。

 今年36歳を迎える男の野球人生を懸けた大逆襲劇は、沖縄・宜野座から始まる。「虎の顔」であり続けるために、泥にまみれる。

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