青柳 6四球も踏ん張った! ロッテ戦で8回2失点

8回を投げ2失点の阪神・青柳晃洋=宮崎・SOKKENスタジアム(撮影・田中太一)
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 「フェニックスリーグ、ロッテ2-1阪神」(13日、SOKKENスタジアム)

 阪神の青柳晃洋投手(22)がロッテ戦で8回2失点と好投した。6四球と相変わらずの荒れっぷりを披露したが、それでも掛布雅之2軍監督(61)は制球難から自滅せずに踏ん張れた内容を評価。自他共に認めるローテ投手へ、さらなる進化を目指す。

 投球にまとまりが出てきた。先発した青柳がプロ最長の8回を2失点と好投。だが「立ち上がりはリズムよく投げられたけど、五回以降は課題」と、表情は緩まなかった。

 120球をメドにマウンドに上がった。五回に2点を失うまで、許した出塁は四球で与えた1人だけ。球数も抑えつつ、打者を打ち取っていったが、六回からの3イニングは毎回の5四球。100球が近づくにつれ、疲れもみえた。

 それでも踏ん張り、8回を117球で投げきった。「5回でも120球くらいかかることがある。その中で長いイニングを投げようとやっているので、120という数字で(長い回を)やらせてもらっているのはありがたい」。進化の一端を示すことはできた。

 掛布2軍監督は「ある程度、制球力はついてきたと思う。以前の暴れ馬のような自滅していく感じはしないね」と評価した。課題は疲れが出始める100球以降の投球。「12月と1月を経て、どういう形で(来春)戻ってくるか。先発は七、八回くらいまで投げないといけない。今、意識付けさせるために」と成長を期待した。

 来年、開幕ローテ入りを約束された立場ではない。「120球以内に任された回を終わらせられるように」と青柳。先発としての使命を頭に、体に植え付けていく。

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