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西岡プロ初外野守備!志願の“二刀流”

 8回からはセンターの守備位置についた西岡(撮影・西岡正)
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 「交流戦、日本ハム6-0阪神」(12日、札幌ドーム)

 日本最速タイの163キロを連発した日本ハム・大谷翔平投手(21)にねじ伏せられ、金本阪神は再び借金4に逆戻りとなった。完敗劇の中、「2番・二塁」でスタメン出場した西岡剛内野手(31)が、七回からプロ初となる左翼守備に就いた。自ら“内外野二刀流”を志願。「外野手・西岡」が逆襲への切り札となる可能性も十分ある。

 劣勢で迎えた七回。163キロ右腕・大谷に三者凡退に抑えられ、猛虎ナインがベンチから守備位置に向かう。西岡は本職の二塁ではなく、左翼へと向かった。プロ14年目、自身1044試合目で初の場所だ。チームの勝利のため、自ら指揮官に申し出た。完敗に沈んだ札幌ドームで新境地を開いた。

 「監督、コーチに信頼して出してもらっているので。やるのは選手ですし、出られるチャンスがあれば応えないといけない」

 ドームに「レフト・西岡」を告げるアナウンスが響く。1死一塁から、陽岱鋼の左前打を無難に処理した。八回には中堅へと移り、1球1球に体を反応させる。金本監督は、そんな背番号7の姿をベンチからじっと見つめた。

 「外野が手薄になるからね。なかなか(若い外野手の)調子が上がってこないから。江越もああだし、横田もああだし…。(今後の外野起用は)まぁ視野にも入ってるよ」

 指揮官は試合後、起用の背景をこう説明した。左太もも裏痛から2日に1軍復帰した西岡だが、右肩に不安があり、二塁からのショートスロー、そして右打席に影響があるという。ただ指揮官が「上から投げるのは何ともない」と語ったように、外野からの送球は問題ないという。

 10日・日本ハム戦の試合前練習で外野の守備に就いた。11日は中堅の位置で、ドラフト1位・高山(明大)と共に中村外野守備走塁コーチが打つノックを受けた。高代ヘッドコーチは「外野?そういうことも考えないといけない」と話し、中村コーチも「ミスは出ると思うけど、練習していきます」と前を向いた。

 「(外野を守った)感想なんてないです。それより、負けたことの方が強い…」

 九回の先頭で3番手・井口から右前打を放ち、出場5試合連続安打を記録したが、大谷に完膚なきまでやられた現実に、背番号7は悔しさを募らせた。5月31日に始まった交流戦は、ここまで4勝8敗と大きく負け越している。何かを変えなければ先は見えてこない。

 金本監督は「本人が(外野を)やりたいと言うんだから」と、志願した心意気を買った。「超変革」というスローガンで始まった新生金本阪神。戦いは、ここからだ。立ち止まっている時間はない。

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