北條3安打!1番初起用に燃えたぁ~

 「阪神5-10広島」(22日、甲子園球場)

 2桁失点での逆転負けの中、阪神・北條史也内野手の全力プレーが際立った。13日・DeNA(横浜)以来、8試合ぶりスタメンは自身初の1番での出場。8日・ヤクルト戦(甲子園)以来、2度目の猛打賞で首脳陣の起用に応えた。

 先発中村恭に対し「左投手だったし、思い切っていこう」と心掛けた。一回は138キロ直球を中前打。二回も138キロストレートを右前打。八回は右腕ジャクソンの142キロ速球を右前にクリーンヒット。3本とも直球を打ち返し「真っすぐのタイミングで一発で(捉えて)、ファウルにならないところが今日のよかったところ」と手応えを口にした。

 二回には次打者・大和の3球目に二盗に成功。プロ初盗塁は得点に結びつかなかったが「あまり走ったことはなかったけど『思い切って行け』とコーチ陣から言われていたので」とチームが掲げる積極走塁を実践した。

 試合前練習では遊撃以外に三塁、二塁でもノックを受ける毎日だ。前回の猛打賞は「8番・三塁」、今回は「1番・二塁」で巡ってきたチャンスにバットと足で答えを出した。

 「結果が出たことに関してはよかった」と納得顔。「そんなに足は速くないけど、これから意識はしていきたい」と今後の積極走塁も予告した背番号2。走攻守でアピールして、さらなる出場機会をうかがう。

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