激戦必至!陽川、北條の三塁バトル勃発

 若虎同士のし烈なバトルや!阪神・陽川尚将内野手(24)と北條史也内野手(21)による三塁の定位置争いが、19日・ヤクルト戦(甲子園)から始まる。レギュラーを張っていたマット・ヘイグ内野手(30)が18日、出場選手登録を抹消され、2軍行きが決定。空白となった三塁を巡り、激戦必至の戦いが幕を開ける。

 ホットコーナーを奪うのは陽川か、北條か-。結果を残した者だけが、その椅子に座ることができる。18日にヘイグの出場選手登録が抹消され、バトルの鐘が高らかに鳴った。

 13日にプロ3年目で初の1軍昇格を果たした陽川は、15日・中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初打席初安打を記録。三塁の守備でも好守を披露し、鮮やかにデビューを飾った。

 「ファームと雰囲気は違います。ずっとここ(1軍)でやりたいと思いました」。ヘイグの2軍降格で出場機会のチャンスが増えるが、「結果を求めてやるだけなので」と平常心でレギュラーを狙うことを強調。北條に対しては「負けられないと思います」と語っていたように、真っ向から勝負に挑む構えだ。

 後輩も負けてはいない。3日・DeNA戦(横浜)で、プロ初安打となる本塁打を左翼席へ突き刺した北條。ここまで三塁手として4試合に出場。10日・広島戦(甲子園)では「7番・三塁」で初のスタメン出場を果たしており、一歩も引くつもりはない。

 陽川は三塁以外にも、左太もも裏を痛めた福留の状況次第で外野出場の可能性もある。昨年まで鳴尾浜で共に汗を流し、キャンプで金本監督が熱血指導した若武者2人が、今や猛虎の命運を握る大事なピースになろうとしている。

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