ドラ3竹安“禁漁”して筋トレに専念

 阪神のドラフト3位・竹安大知投手(21)=熊本ゴールデンラークス=が26日、静岡県伊東市で行われた入団祝賀会に出席した。幼少期は漁師の父・建さん(48)の船に志願して同乗することもあったが、1年目のシーズンを控える今回は“禁漁”し、代わりに筋トレに専念することを明かした。

 体に流れる海の男の血が湧き立つ。しかし、自分はすでにプロ野球選手。そこは、ぐっとこらえた。父・建さんは、年末に伊勢エビやキンメダイの漁に出る予定。同行するチャンスだったが「ケガする可能性があるので…。毒針を持っているのが(網に)かかるかもしれない」と、その気持ちを胸の奥にしまった。

 「野球をやってなかった時は、自分から行きたいと言ってました」。漁自体は大好き。練習が本格化する中学入学前は、しばしば父に同行することもあった。今でも行きたいという気持ち自体は変わっていないという。ただ、スタートラインに立つ前にケガをしては元も子もない。

 代わりに専念するのが筋トレだ。昨年12月にトミー・ジョン手術を受けたこともあり、ボールはあまり使わず、母校・伊東商などでウエートを中心に行う予定。球団からは、来季前半は治療に専念するよう伝えられており、じっくりと土台づくりに励む。

 建さんが「いつもは2、3日。とんぼ返りなので」と話すように、実家に1週間近く滞在するのは久しぶり。親子で沖に出る絶好の機会でもあったが、竹安は自らその誘惑を振り切った。大漁旗もいいが、その前にプロ野球界で一旗揚げてみせる。

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