中日浅尾 ふるさと納税で感謝状

 中日・浅尾拓也投手(31)に26日、地元の愛知県知多市から、高額なふるさと納税に対する感謝状が贈られた。来年4月から納税者にお礼の品の送付を始める同市は、浅尾を広告塔にして納税を呼び掛けることを計画中。浅尾関連のグッズをお礼品の1つにできないか検討しており、ふるさとの「顔」としての期待は大きい。

 浅尾は本年度、ふるさと納税として知多市に250万円を寄付。2012年度から続け、総額750万円になった。「現役選手でいる限りは続けていけたら」。市役所で宮島寿男市長から感謝状を受け取り、丁寧に言葉をつむいだ。寄付金は一般財源として陸上競技場の整備などに充てられるという。浅尾は「子どもたちにはもっと外に出て元気よく遊んでほしい」と願う。

 知多市へのふるさと納税は伸び悩み、浅尾の寄付が大半を占める。魅力的な特産品を贈ることで寄付額を増やす自治体がある中、同市も来年度から返礼品の送付を決定。地元に蒸留所があるウイスキーなどが候補で、宮島市長は「浅尾さんには広告塔をお願いしたい」。まずは返礼品を紹介するカタログに起用したい意向だ。

 浅尾に関連した品について、宮島市長は「いいアイデアだね。ここでしか手に入らない品だったら、人気が出るかも。検討したい」と意欲満々。サイン入りのグッズを限定で用意すればプレミア価値も高まり、全国の浅尾ファンは見逃せないはずだ。

 実現には中日球団と浅尾の協力が不可欠だが、当の背番号41は「できる範囲で協力していきたい」。知多市には07年に入団した際、契約金で電動車いす2台を寄贈。12年度には初の市民栄誉賞を受けた。14年2月からはふるさと観光大使も務め、郷土への思いが薄れることはない。「僕が活躍することで、知多市に興味を持ってもらえれば」。知多の星として責務を全うしていく。

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