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球児、原点・鳴尾浜で再出発5時間半

 入団会見から一夜明け、鳴尾浜球場でキャッチボールをする藤川(撮影・田中太一)
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 4年ぶりの阪神復帰が決まった前四国ILp・高知の藤川球児投手(35)が入団会見から一夜明けた25日、鳴尾浜球場で約5時間半の自主トレを行った。金本知憲監督(47)がこの日、藤川を先発させる構想をテレビ番組で明かした。それに呼応するかのように、下積み時代を過ごした鳴尾浜で、来季に向けて動き出した。

 午前10時20分。藤川が3年ぶりに鳴尾浜を訪れた。虎風荘室内でチーム関係者にあいさつを済ませると、まずは10分間のポール間走。懐かしいグラウンドの感触を確かめるかのごとく、一歩ずつ前進。原点に戻ってきた喜びをかみしめながら、大粒の汗を流した。

 体を温めた後はキャッチボールへ。約25メートルの距離を5分間、鈴衛ブルペン捕手のミットめがけて40球を投げ込んだ。そこから再度ポール間走を20分間行い、室内でウエートトレーニングに取り組んだ。結局、鳴尾浜球場を出たのは午後3時50分だった。

 この日の朝、金本監督がよみうりテレビの情報番組「朝生ワイド す・またん!」に出演。藤川の起用法に関して、先発を視野に入れていることを明言した。

 「投手コーチとも話をしないといけないですし、それは今からです。でも、できれば先発をできるようにね。先発の準備をしておけば、途中からでも中継ぎはできます。中継ぎの準備しかしていなければ、先発にいくのはしんどいと思うので…」

 藤川も指揮官の思いにしっかり呼応する。

 「言われたところで準備をするだけです。やることをやるだけです」

 投手キャプテンを務めていた12年の1月。自主トレに訪れた鳴尾浜で、道具を大切に扱っていないとして、若虎に苦言を呈した。だが今は「自分の練習をしに来ている。自分のことで精いっぱいなんで、そこまでは分からないです」と話す。

 当時は押しも押されもせぬストッパーだったが、当時とは立場が全く違う。今は目の前のこと、自分がやるべきことに集中する。

 それでも、昼食時には選手一人一人に話しかけていたという藤川。選手だけではない。阪神園芸のスタッフへの声かけも忘れなかった。

 「グラウンドでは、とにかく練習するだけです」

 強い気持ちを胸に、礎を築いた場所で球児が再スタートを切った。

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