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北條が秋季キャンプMVP 鳥谷超えろ

 原口(左)と競走する北條(撮影・棚橋慶太)
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 阪神・北條史也内野手(21)が秋季キャンプ打ち上げとなった17日、MVPに育成の原口文仁捕手(23)とともに選ばれた。「ポスト鳥谷」を目指す北條に対し、高代延博ヘッドコーチ(61)は守備面を高く評価。安芸で身につけたことを来季へ-。飛躍を期す若虎が来春、遊撃の定位置を本気で奪いにいく。

 安芸を走り抜けた17日間が、北條をさらに強くさせた。夕暮れが目前に迫ってもノックの雨は止まらない。コーチ陣からは厳しい言葉が飛ぶ。だがそれに耐え、己を鍛え続けた南国での時間が背番号2を強くさせた。そんな姿を見て、高代ヘッドコーチはMVPという最高評価を与えた。

 「春と今では別人。体力、守備力とも上がってきた。(鳥谷に)追いつけ、追い越せというところだな。まだまだ(鳥谷が)上だけど、やればできるというのを実践した人が監督なんだから」

 捕球時など基本から遊撃の守備を見直した。特守では久慈内野守備走塁コーチの指示でグラブを頭の上に乗せ、落とさないようにノックを受けた。顔が上下する癖を矯正し体の軸を安定させる。守備の極意を伝授され、身につけようと奮闘した日々。鳥谷も若手時代、取り組んだ練習だった。

 プロ初の1軍キャンプ参加となった今春は、遊撃で鳥谷と多くの時間を共有した。今年4度目のゴールデングラブ賞を受賞した技術、試合に出続けるだけの強い体。足りないところに気づけたことが、今シーズンを戦う活力にもなった。

 「鳥谷さんは実力もあるし、信頼されている選手。もっと頑張りたいと思います」

 北條にとってはまだまだ遠い存在。だが、故障したときなど穴を埋めなければならない状況も出てくる。「鳥谷超え」-。その究極的な目標を頭に置き、ひたむきに白球を追いかけるだけだ。

 打撃でも、13日の紅白戦で決勝の2点適時二塁打を放った。16日には盗塁を決めた。片岡打撃コーチは「春のキャンプでは少しでも鳥谷の視界に入ってほしいね」と攻撃面でもさらなる奮起を促す。

 MVPは今キャンプでの結果と同時に、首脳陣からの今後の期待でもある。安芸の地で鍛えたことを無駄にはしない。充実のオフを過ごし、4年目の来季こそ飛躍を遂げる。

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