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大和5連発“金本効果”75振10発

 金本監督(右)が見守る中、フリー打撃で快音を響かせる大和(撮影・飯室逸平)
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 「阪神秋季キャンプ」(4日、安芸)

 阪神・大和外野手(28)が4日、“金本効果”で「覚醒」した。午後から行われたフリー打撃で、5連発を含む10本の柵越えを披露。金本知憲監督(47)から「どんどん引っ張るように」とフルスイング指令を受けているが、徐々に板についてきた様子だ。プロ通算1本塁打の背番号0が、進化しようとしている。

 周囲にいた選手、スタッフが大和の打撃にくぎ付けになった。「はい1本目、2本目…」。打撃投手が冗談交じりにカウントを始める。「5本目。すごいな大和!」。左翼ネットに次々と打球が突き刺さる。金本監督も「いいぞ大和!」と思わずうなった。75スイング中、5連発を含む10本の柵越え。力強いフルスイングから美しい放物線を何本も描いた。

 「ゴロを転がすのではなくて、フライを打つイメージで強く振ることを意識しています。まだまだですけど、意識してやっていることができてきているので、継続していきたいですね」

 バットをめいっぱい長く持ち、思いっきり引っ張り込む。金本監督から秋季練習時に発布された“軽打禁止指令”。その指令を念頭に置き、振り込むことで徐々に体へと浸透していく。「全然飛距離が違いますね」。以前までの右打ちの意識は、もうない。貧弱な打撃からの脱却を目指す背番号0は、納得の表情を見せた。

本来のスイング

 この日のフリー打撃を横で見守った指揮官は「内角をガッと引っ張れるのが長所。逆に大和の良さが出始めた、元に戻ってきたように映っている」と分析。つなぎ役という考え方が、自身の打撃の幅を狭めていた。本来のスイングをすれば、スタンドインも可能だ。

 3日の紅白戦では、鋭いスイングから左中間を破る適時二塁打を放った。「下半身をうまく使えて、いいスイングができていると思います」。実戦での結果は、意識改革を進める上で迷いをなくす。秋季キャンプでの完全習得が、目標だ。

 昨年ゴールデングラブ賞を獲得した守備の名手は今季、打率・225でレギュラーに定着できなかった。もどかしかった記憶が自己改革を推し進める。11年目の来季へ、南国・安芸で進化を遂げる。

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