阪神の鳥谷敬内野手（３３）が、好相性のソフトバンクとの対戦へ意気込みを見せた。８日、天候不良のため中止が決まり練習を終えたキャプテンは、昨季の日本シリーズで１勝の後、４連敗で敗れた相手に対し「１年もたっているし、普通に頑張ります」と平常心を強調した。

　日本シリーズでは、今カードで対戦予定の武田、大隣ら投手陣に虎打線が封じ込められた。一方、昨季交流戦での鳥谷とソフトバンクの対戦成績は、１４打数８安打１本塁打４打点、打率・５７１。同カードで２度の猛打賞を記録するなど、抜群の成績を残している。

　「去年のことだけど悪いイメージはない。シリーズで敗れた借りを返せるようにしたい」。シーズン２位からＣＳを無敗で勝ち上がりながら、最後に煮え湯を飲まされた相手だけに、一矢報いたい思いはある。

　勝てば交流戦首位浮上の一戦。「交流戦１位を目指して頑張ります」。自身のバットでチームの勢いに拍車をかける。