鳥谷先制弾も台無し失策「あれはミス」

 「DeNA7-5阪神」(19日、横浜スタジアム)

 一球に笑い、一球に泣いた。阪神・鳥谷が今季2本目の先頭打者本塁打を放った後、逆転につながる失策を犯した。チームは12連戦連敗スタート。主将の表情は曇りっぱなしだった。

 試合開始から1分も経過していない2球目だった。井納のスライダーを捉え、右翼席へライナーを運んだ。

 8月16日・ヤクルト戦で先頭打者弾を放って以来の6号ソロ。「出塁することを第一に考えていたのが、いい結果につながったと思います」。カークランド、八木に並ぶ球団歴代13位タイの通算126号で勢いに乗ると、三回無死も右翼フェンス最上部を直撃する安打を放って勝ち越しを演出。幸先良いスタートを切った。

 だが、直後に暗転してしまう。三回1死で倉本の三遊間へのゴロを捕球後、一塁へ悪送球。これが筒香の逆転3ランへとつながった。相手へ流れを渡してしまった失策を「あれはミスです」と悔やんだ。

 八回は二盗を試みてスライディングした西森へタッチした際に接触。右足を痛がる場面があった。「大丈夫です」と大事には至らなかったが、散々な試合となった。「終わったことは仕方ないので、また明日からです」。悔しさを押し殺し、静かに巻き返しを誓った。

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