鳥谷「次の試合、全力でやるしかない」

 「巨人3-2阪神」(23日、東京ドーム)

 サヨナラ敗戦から2時間後、阪神・鳥谷は名古屋へ向かう品川駅で、残り8試合を見据えて言った。「選手は目の前の試合を一戦一戦、しっかりやっていくしかないので…」。

 中村GMの急死を知ったのは試合後のことだった。宿舎で南球団社長から説明を受けたが、「詳しいことを聞いたわけではないので」と、囲まれた報道陣に多くを語ることはなかった。首位ヤクルトの背中が遠のいた現実を直視しながら「次の試合、全力でやるしかない」と前を向いた。

 敵地での巨人最終戦は「足」で同点劇のお膳立てをした。1点を追う三回。2死から中堅左への打球を果敢な走塁で二塁打とし、さらに大和死球の後、福留への初球に三盗に成功した。「ずっとはかっていた」と、ポレダのモーションを盗み同点の生還につなげた。

 「最後まであきらめない?一年中、ずっとやることなんで」。土俵際まで追い込まれた苦境だからこそ、主将は不動の心で最後まで戦い抜く。

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