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大和、遊撃グラブ作る!選定作業に着手

 デザインや大きさの違うグラブを前に、キャッチボールをして感触を確かめる大和(撮影・田中太一)
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 阪神・大和外野手が2日、大阪市内の久保田運動具店(スラッガー社)を訪問し、遊撃手用グラブの選定作業を行った。昨オフ契約を結んだ同社の担当者と約5時間に及ぶ対話を重ね、7つの内野グラブを試用。用具発送の倉庫内で120球キャッチボールし、本気度をうかがわせた。海外FA権を行使した鳥谷のメジャー挑戦を想定し、大和の準備が加速する。

 大和は応接室でスーツを脱ぎ、真っ赤なジャージーに着替えた。テーブルに並んだ3種類の内野用グラブを手に取り、公式球でバン、バンと慣らしみる。「どれなんやろ。分からなくなってきた」。担当者から「キャッチボールしてみようか」と促されると、用具配送の倉庫へ向かった。

 来季に向けた用具選びのため、昼過ぎに契約メーカーを訪れ、既に5時間を経過していた。スパイクやバットの型は今季モデルを継続する。カタログ用の撮影やモニタリングにもそれほど時間を要さない。夕暮れまで苦悩したのは、遊撃手用グラブの選定だった。

 「今までそれほど形にこだわりがなかったので担当者の方に任せきりだったけど、もう一度ショートをやるとなったら迷う。あらためて用具選びの難しさに気付かされました」

 倉庫内でミット音が鳴りやまなかった。鳥谷や巨人・片岡、ソフトバンク・本多、広島・小窪のモデルなど計7種類のグラブをはめ、担当者と約20メートルの距離で計120球のキャッチボール。配送業者が訪れると大和の存在に気付き、「え?ホンモノ?」と、異質な光景に目をパチクリさせた。

 鳥谷がメジャー挑戦を表明している。先行きは不透明ながら和田監督は今秋キャンプで有事に備えた。高代内野守備走塁コーチが「大和のショートは特級品」と名手の後継者に指名。中堅でゴールデングラブ賞に選ばれた元遊撃手は安芸で3年間のブランクを感じさせない守備力を披露したが、実はグラブ変更に戸惑っていた。

 内野用は外野用に比べ、一回り小さい。スラッガー社からキャンプ地に郵送されたサンプルの内野グラブを手に、大和は「ちっちゃ!」とツッコミを入れた。結局この日も遊撃用の相棒は最終決定しなかった。それでも、本職復帰が現実となれば妥協はしない。

 「任されたところでやるしかないし、どこを守るにしても一番になりたい」。鳥谷が海を渡れば、後継者は1人。名手の穴を埋める名手が虎にはいる。

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