藤浪CS突破デモ!3回5K無失点

 「フェニックス・リーグ、阪神4-3DeNA」(7日、生目第二)

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が7日、みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦に2番手で四回から登板した。最速155キロをマークするなど、3回を1安打5奪三振無失点。先発予定のCSファーストS第3戦(13日・甲子園)に向けて、順調な仕上がりを披露した。また、先発した能見篤史投手(35)は投球中に左手に裂傷を負ったが大事には至らず、3回3失点で降板した。

 CS本番を想定し、藤浪は三振を狙った。五回、無死三塁。初球スライダーと2球目の直球で簡単に追い込むと、5球目に投じた直球で、2番・山崎のバットを真っ二つに。最後は宝刀カットボールで空を斬らせた。続く左の加藤に対してはカットボールで詰まらせて、ボテボテの一ゴロ。2死とすると、最後は4番・井出を154キロで中飛に打ち取った。圧巻のギアチェンジで無失点。走者を三塁にくぎ付けにした。

 「しっかり腕を振ったつもりです。1イニング目から、先発しているつもりで投げました。久々の実戦で投げられたことが1番。甘い球もあったので、何とも言えないですね」

 降板後、本人は控えめにそう話したが、仕上がりは上々だ。1‐3の四回から、2番手で登板。下位打線と対した四回は三者凡退。五回は二塁打と自身の暴投でピンチを招いたが無失点。六回も2死から四球を与えたものの冷静に後続を断った。

 11日ぶりのマウンドで予定の3回を1安打無失点。5奪三振を奪い、スピードガンは最速155キロをはじき出した。順調な仕上がりに指揮官も「今日は良かった。球もいっていたし、バラツキもいつもほどなかった」と胸をなで下ろした。

 前日に2位が確定し、広島と対戦するCSファーストSの開催球場は甲子園に決まった。登板予定日の13日までは、あと5日だ。それでも「前々から(気持ちを)つくっていくタイプではない」と涼しい顔で話す。CSとはいえ、シーズン中と同じように準備するだけだ。

 今後は中西投手コーチが「右膝が折れて、横振りになっていた」と指摘したフォームをブルペンで微調整する。1泊2日で訪れた南国宮崎。地鶏など名物は満喫できなかったが、大一番に向け、収穫と課題をたっぷり得た。

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