和田虎いざロード!今季は「はね返す」

 同じ轍(てつ)は踏まない‐。阪神・和田豊監督(51)は4日、5日のヤクルト戦(神宮)から始まる「長期ロード」の戦いでチームに弾みをつけ、勝負の9月へ臨む考えを示した。

 次に聖地に帰るときは、頂点を懸けた戦いを繰り広げる。「(今年は)甲子園で仕切り直しとか、再スタートじゃなくてね。ロードで9月へのいい弾みをつけたい」。東京へ向かう指揮官の表情に、決意の色が浮かんだ。

 昨季のロードは14勝9敗と勝ち越し。決して成績が悪かったわけではない。だが、4連勝の勢いで臨んだロード最後の巨人3連戦(東京ドーム)で3タテを食らい「(甲子園に)帰ってからがしんどかった」と、9月の大失速につながった。

 「チームが一番いい状態で入って、3タテを食らった。そのギャップで落ちていった」と和田監督。今季もロードの最後は巨人3連戦(東京ドーム)だ。「それをはね返すぐらいの力がないとね」とリベンジを誓う。

 首位・巨人とは2・5差。「離されるときつい。何とか食らいついていきたい」と意気込む。練習環境面での不利が多いロードだが「8月は体力勝負。9月に入れば気力」と心技体を充実させ、実りの秋へとつなげる。

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