藤浪、痛恨の逆転満塁被弾「弱さ出た」

 「阪神5‐6DeNA」(8日、甲子園)

 今季の甲子園開幕戦は、よもやの展開になった。阪神先発の藤浪晋太郎投手(19)が六回まで無失点投球だったが、4点リードの七回にブランコに逆転満塁本塁打を浴びるなど、一挙5点を失った。2死走者なしからの逆転劇。あまりに痛い敗戦で、チームの借金は再び2となった。

 藤浪はマウンドで一歩も動けなかった。七回、2死からブランコに浴びた逆転満塁本塁打。ラッキーセブンに備えて膨らんだジェット風船は、ファンの悲鳴と共に夜空に舞い上がり力なくしぼんだ。

 六回まで83球で無失点と完封ペースだった。だが七回、2死から代打・金城に右翼線二塁打を打たれ、リズムが狂う。1番石川の中前適時打で1点を返されると山崎に左前打、梶谷に四球を与え満塁。4番ブランコへの初球だった。決め球のカットボールが真ん中に入り完璧に捉えられた。打球はバックスクリーンへ。プロで浴びた11本目のアーチは、初の満塁弾だった。

 「2死だったので、ツーベースを打たれたこと、他のバッターに打たれたこと、すべてが反省点です。外の低めを狙ったところが甘く入りました。投げ切れなかったところが自分の弱さです」

 昨季、ブランコは9打数3安打2本塁打と苦手にしていた。前日には「クリーンアップを打つバッターなのでしっかり抑えたい」と話していたが、返り討ちにあった。

 オープン戦期間中の3月12日。中西投手コーチから今季はカード初戦の先発で起用されることを伝えられた。「分かりました」とうなずく右腕に中西コーチは続けた。「カード頭の意味を分かってるか?(昨季は)スタンリッジの(投げた)160イニングを投げるということやぞ!」。球数を制限された昨季とは違う。今季は能見、メッセンジャーとチームを背負う存在だ。ローテの軸として首脳陣の期待は大きい。

 序盤は本来の荒々しい姿を見せた。最速154キロの直球で右打者の内角をえぐった。六回には無死一塁からブランコ、筒香、バルディリスを圧巻の三者連続空振り三振に仕留めた。それだけに七回は悔いが残る。

 「制球が定まっていなくて、悪いなりに抑えられましたけど、七回がすべてです」

 前回登板した1日の中日戦は八回途中まで投げ6失点。そして今季2度目の登板は7回6安打5失点。今季初勝利は手からこぼれ落ち、チームの投壊を止めることもできなかった。

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