左打者対策へ藤浪が外カット解禁

 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神・藤浪晋太郎投手がブルペン入りし、左打者に対して外角のボールからストライクに食い込む軌道のカットボール、「バックドア」の習得に励んだ。

 43球目を投じる前だった。藤浪はコンビを組んだ梅野に「バックドアいきます」と軌道を伝えた。セットポジションからゆっくりと左足を上げ、外角へカットボールを投じると白球は鋭くストライクゾーンへ。球審は「ストライク!!」と叫び、右手を挙げた。2、3球目はわずかに外れたが、4球目には再びコールが響いた。

 「まだまだだと思います。バックドアは失投になりかねないので、慎重に使いたいと思います。(課題は)高さもコースもですね」

 左打者には内角低めに落ちるカットボールを投じることが多かった。これまでも左打者対策の1つとして「バックドアでもいいと思う」と話したことがあった。2年目のシーズンを戦う上で、新たな武器となりそうだ。

 終盤には和田監督が右打席に立ち、バットを構えた。それでも臆することなく剛速球を投げ込み「いやらしさを残したまま内容が濃くなっている。球が違うね」と驚かせた。この日は計67球。開幕に向けて調整は着々と進んでいる。あとは打者との対戦を待つばかりだ。

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