藤浪モーレツ!初日から5時間半トレ

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)が27日、沖縄・宜野座村野球場で始まった合同自主トレに参加した。初日からチーム最長の5時間半に及ぶトレーニングを敢行。2月1日のキャンプインに向けて“自己流調整”を進めていく。

 球場を後にしたのは最後だった。午前10時から始まった沖縄合同自主トレ。藤浪が迎えの車に乗り込んだときには、午後3時半を過ぎていた。

 「暖かいからといってペースを上げすぎたら、ケガにつながる。自主トレ期間なので、まずは沖縄の環境に慣れたいです」

 本人はそう振り返ったが、初日から全開だ。キャッチボール、ランニング、打撃練習、ウエートトレーニング。ブルペンには入らなかったが、一つ一つのメニューを丁寧にこなした。

 ルーキーだった昨年は先輩へのあいさつ回りなど、気も使った。だが今年は立場が違う。先発3本柱の一角として計算され、首脳陣から調整も任されている。その期待を裏切るわけにはいかない。2年目の責任感がチーム最長トレに表れた。

 この日、新加入の呉昇桓と初対面。「今日はあいさつ程度で長い時間はしゃべってないです」と言うが、呉昇桓が年下の選手には“ヒョン”と呼んでほしいと話したことを伝え聞くと、「そう呼びたいと思います」と積極的にコミュニケーションを図っていくつもりだ。

 プロ2度目の春季キャンプ。温暖な気候でも浮つくことはない。藤浪が南国の地で順調なスタートを切った。

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