藤浪、CS大丈夫?自己最悪6失点KO

 「阪神7‐7ヤクルト」(21日、甲子園)

 持ち前の修正能力を、この日ばかりは最後まで発揮できなかった。阪神・藤浪が4回6安打、自己ワースト6失点でKO。終盤にチームが同点に追いつき黒星こそ免れたものの、CSに向けて不安を残した。試合後、クラブハウスに続く通路で、淡々と言葉を紡いだ。

 「序盤はそんなに悪くなかったんですが、点を取られた回は狂ってしまった。修正点はある程度分かっていましたけど、最後まで修正が利かなかったです」

 思わず首をかしげた。1イニング最多の5失点を喫した四回だ。無死一、二塁から8番・山田にストレートの四球を与えると、続く投手の木谷に対しても1球もストライクが入らず、まさかの押し出し四球。甲子園が悲鳴とため息に包まれる中、藤浪は視線を地面に落とした。

 失点したイニングはいずれも味方の守備に足を引っ張られた。二回、1死から森岡が中前へ放った打球は伊藤隼がグラブにかすめながら後逸(記録は三塁打)。四回は先頭・ユウイチの二ゴロを西岡がはじく失策を犯した。

 ベンチでじっと投球を見守った和田監督は「立ち上がりはバラついていた。そこから修正していくピッチャーなんだけど、立ち直る前に野手が足を引っ張ってしまったね。乗り切る前に終わってしまった」とかばった。それでも藤浪は首を振った。報道陣から味方の拙守が影響したのかを聞かれると語気を強めた。

 「それはないです。言い訳に過ぎないので。ミスは誰でもするので、カバーしないといけない。野手の方は誰も悪くないです」

 その中でバレンティンに真っ向勝負を挑んだのは藤浪の意地だ。14日のヤクルト戦(神宮)前の休日。久々に堺市内の実家に帰り、母・明美さんの手料理に舌鼓を打った。父・晋さんには「(55号を)打たれたらしょうがないけど、できたらその前に打っててほしいな」とつい本音も漏らした。本塁打を許さなかった14日に続いてこの日も1安打はされたが、一回と三回は2打席連続三振に仕留めた。

 9月に入り3戦2敗。11勝目へ足踏みが続く。だがCSまであと3週間ある。球団初のCSファーストS突破へ、大舞台に強い藤浪の力は必要不可欠だ。それまでに本来の投球を取り戻す。

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