球界初快挙へ藤浪に月間MVP獲らせる

 阪神・中西清起投手コーチ(51)が26日、神宮球場の室内練習場で、藤浪晋太郎投手(19)に8月の月間MVPを狙わせる意向を示した。現在チームは5月、6月度の能見、7月度のメッセンジャーと投手部門で3カ月連続月間MVPを獲得中。4カ月連続受賞となれば、球界史上初の快挙となる。

 「何とか獲らせたいなあ。相手はマエケンか。マエケンは防御率がいいだろ?」。中西コーチがこう話すように、最大のライバルは藤浪が高校時代から憧れる広島・前田健だ。ここまで3勝0敗、防御率1・00の藤浪に対して、前田健は2勝0敗、防御率0・39。勝ち星では上回るが、防御率では向こうに分がある。

 8月の残り登板試合は、ともに1試合。31日の広島戦(甲子園)に先発予定の藤浪は「(月間MVPは)どうこうはないです。もらえたらラッキーぐらいの気持ちでいます」。いつもと変わらず勝利だけを求めて、マウンドに上がるつもりだ。

 規定投球回到達も視界に捉え始めた。26日時点で通算103回1/3。5回2/3が不足している状況だ。「できれば到達した方がいいと思いますけど、そんなにこだわりはないです。1年目で絶対、達成しないといけないとは思っていないです」。ただ長いイニングを投げることがチームの勝利に結びつくと理解する。「リリーフの方も休めますし、いいピッチングができているということだと思います」。目の前の目標をクリアして、逆転Vをたぐり寄せる。

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