西岡、さあ後半戦!逆転Vへ3つの掟

 阪神の西岡剛内野手(28)が23日、8年ぶりのリーグ制覇へ向けて絶対条件となる“3つの掟(おきて)”を課した。厳しいマッチレースが予想される中で(1)連敗を最小限に(2)ロードは絶対勝ち越し(3)下位チームを見ず、己のチームに克(か)つ!と語った背番号7。球宴第3戦で右足首に自打球を当てたが、強行出場で開幕戦の再現を狙う。

 お祭りモードは終わった。後半戦へ向けて語りだした西岡の表情に、一切、笑みは浮かばなかった。厳しい戦いになることが予想される宿敵・巨人とのマッチレース。首位を2・5差で追う現状を「悔しい」と言い切った。打倒・巨人へ、勝ち方を知る男が提唱したのが“3つの掟”だ。

 (1)連敗は最小限に‐      

 「ここからは本当の厳しい戦いが待っている。8、9月、この2カ月で苦しい連敗が続くこともある。苦しいときに踏ん張って、立て直せるかがカギ」と力を込めた。

 仮に大型連敗となれば一気に巨人の独走を許しかねない。「心が折れた方が負け」と語るように、チームの士気にも影響する。背後から巨人にプレッシャーをかけられるのが追う側の強み。連敗を最小限で食い止め、ひたすら逆転のチャンスをうかがうことが重要だ。

 (2)ロードは絶対に勝ち越し‐  

 「僕も初体験ですけど、死のロードと呼ばれるように、そこで勝ち越さなければ(優勝の)可能性はない。ロードが終われば、また甲子園の力を借りて頑張ることができますから」

 ホームのアドバンテージ、とりわけ甲子園の力は何よりも大きい。9月は甲子園のゲームが多く、ラストスパートをかけやすい環境。だからこそ、体力的にも厳しい夏場のロードをいかに乗り切るかが大事になる。ロードを勝ち越すことが、Vへ必須条件となる。

 (3)己のチームに克つ‐     

 「3位と10ゲーム差以上離れていても、下を見たらひっくり返る可能性がある。順位を見るんじゃなく、自分のチームをしっかり見て戦う。己のチームに克つことが大事」

 3位・中日には11ゲーム差をつけている。しかし2位というポジションは、追い上げられれば逆に重圧がかかる。大事なのは余計なことを考えず、自分のチームをしっかり見て、自分の役割を果たすこと。「己のチームに克つ」とはそういう意味だ。そうすれば自然と巨人の背中は見えてくる。

 後半戦初戦は西岡が「ターニングポイント」と称した開幕戦と同じ場所、同じ相手だ。球宴第3戦で右足首に当てた自打球は試合出場には問題ないもよう。ヒーローとなって和田阪神を今季初勝利へ導いた3月29日を再び‐。西岡の視線は厳しいマッチレースを勝ち抜くことしか見ていない。

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