福留は完治優先、DH出場はなし

 左膝痛で戦線離脱した阪神の福留孝介外野手(36)が10日、甲子園の室内練習場でリハビリを開始した。当面は治療を優先させる意向を示し、最短10日間での復帰に慎重な姿勢を見せた。

 昇格は18日のソフトバンク戦(甲子園)から可能となるが、「できればそれがベストだけど、無理してまた同じようになっても困る。しっかり治してからと思っている」。再発のリスクを避けるため、最短復帰にこだわらず完治を目指す考えを強調した。

 また14日から始まる交流戦では、指名打者で出場すれば足への負担は軽減する。が、これにも「DHは考えていない。僕は守って、というのがスタートだと思っている」と否定。あくまで復帰は万全の状態になってから、とかたくなだ。

 背景には好調なチーム状況がある。主力の福留を欠く中で、前カードでは首位・巨人に3連勝を決めた。「チームの状態がいいのが僕の中で救い。(治療に)時間を取れることはありがたい」。奮闘するナインに感謝の言葉を口にした。

 この日はトレーニングを行わず、左膝関節の電気治療やアイシングを受けた。病院に行く予定は今後もなく、権田トレーナーは「重傷とはとらえていない」と説明した。練習再開の時期について福留は「その日、その日の状況を見て判断する」。じっくり焦らず、まずはリハビリに専念する。

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