コンラッド、早く実戦に出た~い!

 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 新外国人、ブルックス・コンラッド内野手(33)が、2月10日の練習試合(日本ハム戦・名護)に出場することが3日、濃厚となった。2日夜に行われた和田監督ら首脳陣との食事会の席で、同内野手が早期の実戦出場を志願した。首脳陣はDHでの出場を検討しており、コンラッドの体調とチーム状況を見た上で最終判断する。

 沖縄の温暖な気候よりもコンラッドのハートは熱く熱く、燃えていた。虎の“ファイター”が、10日にも実戦デビューを果たす。新外国人選手としては異例の早期実戦出場を志願した。

 「やっぱり開幕までにゲームの状況とかゲームの中で実戦的な練習をすることが必要。できるだけ出場して、生きた球を見たいというのがある」

 2日夜に開催された首脳陣との食事会。マートンと一緒に参加したコンラッドは、和田監督、黒田ヘッドコーチらとざっくばらんに言葉を交わし、親睦を深めた。

 「本当にリラックスしてお互いにいい雰囲気で、いろんな話ができて良かった。食事もおいしかったし、いい時間を過ごせたよ」

 和やかな雰囲気の中、コンラッドは直接、指揮官らに早期の実戦出場を訴えた。これを受けて黒田ヘッドコーチは「チーム状況と本人の体調にもよるけど、DHもあるしな」と10日・日本ハム戦での実戦出場を前向きに検討する姿勢を見せた。

 キャンプ3日目となったこの日は初めてシートノックに参加。新井良と三塁の守備に入り、柔らかいグラブさばきと、正確な送球を披露した。

 「ゲームに近い形で楽しめた。これまではゴロを捕ってトスする感じだったけど、送球練習も入ってゲームに近い形でできたと思うよ」

 軽快な動きに久慈内野守備走塁コーチも「シートノックにしては十分だね」と合格点を与えた。

 フリー練習では大黒摩季の「熱くなれ」が流れる中、52スイング中、右打席で3発の柵越え。左打席でもライナー性の当たりを連発し、快音を響かせた。その後は吉竹作戦守備・走塁コーチの走塁指導に耳を傾けた。

 走攻守すべての練習に意欲的に取り組んだコンラッド。チームの命運を握る新助っ人のハッスルプレーが試合で見られる日は、近そうだ。

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