北條が安芸入りで“ケガ厳禁”誓う

 阪神2軍は31日、キャンプ地の高知県安芸市に入った。ドラフト2位の北條史也内野手(18)=光星学院=は、プロとして初のキャンプに“ケガ厳禁”の姿勢で臨むことを明かした。

 掲げたのは、新人らしからぬ落ち着いたテーマ。もちろん、ただ怖がっているわけではない。重視しているのは、練習前後への意識だ。

 「ケガなくやりたいので。準備だったり、終わった後のケアだったりは、しっかりやろうと思います。ストレッチ不足とかは嫌」。死球などは仕方がないが、肉離れやねんざは、取り組み次第でかなり防げるもの。過酷な練習が待つからこそ、まず足元を見つめ直した。

 「しっかり追い込むところは追い込んで。普通にやれば絶対パワーアップする。あとは考えながらやった方がいいと思うので」と、あくまで冷静だ。平田2軍監督は「オレも自主トレから『北條、北條』と言ってきたから。周りがどれだけ刺激を受けてやるか。明日が楽しみ」と、波及効果を期待した。

 宿舎には、目覚まし時計を2つも持ち込んだ。「つい二度寝をしてしまうので」と苦笑しつつ、ここでも準備に抜かりはない。「やるしかないという気持ち」。未来の主砲へ向けた第一歩を、いよいよ踏み出す。

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