北條、昭和トレ!スポコン魂タイヤ引き

 阪神のドラフト2位・北條史也内野手(18)=光星学院=が25日、鳴尾浜でタイヤ引きに挑んだ。新人合同自主トレ最終日に“昭和”の雰囲気を感じさせる、どこか懐かしい光景が繰り広げられた。

 「途中から足が張ってきたんですけど、声を出してやっていたら大丈夫でした」と笑顔で振り返ったタイヤ引き。高校時代はほとんど経験がないという練習にも意欲的に取り組んだ。

 強烈な寒風が吹きすさぶ中、上半身にチューブを巻き付け猛突進。平成生まれの18歳が“スポ根風”トレーニングに必死に歯を食いしばる。鬼の形相で大声を張り上げ、気合で乗り切った。

 「いいフォームで走ることができるので、タイヤ引きは効果があると思いました」と収穫を口にした。さらに「今日は体が軽く感じて追い込めたと思います。(プロの)環境にも最初より少し慣れました」と最終クールまでを振り返った。

 2月1日からはいよいよ春季キャンプがスタートする。北條は厳しい練習を乗り切るため「今は76キロなんですけど、2キロぐらい増やして78キロは欲しいです」と体重増をもくろむ。

 「水ばっかりじゃなくてご飯をしっかり食べたいです」。タイヤを引いて、ご飯を食べて、北條が自らを厳しく追い込む。

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