能見WBC球で試投「思ったより変化」

 WBC日本代表候補の阪神・能見篤史投手(33)が14日、沖縄の宜野座球場で関本、小宮山、柴田らとの合同自主トレを公開した。まだ投球に関しては調整の初期の段階とはいえ、WBC球で変化球も試投。変化の大きさも確認しており、社会人時代に対戦したキューバへのイメージも十分だ。

 「思ったより自分のイメージよりもう一段階変化する。ストライクを取りにいくところで変化しすぎるとボールになる。初期の段階なんで徐々に体もできてきてから」

 この日、小宮山とのキャッチボールではWBC球で16球投げ、そのうち4球でチェンジアップを試投。タテの変化が生命線であり、他国に有効と分かっているからだ。

 社会人時代の04年には日本代表としてキューバと対戦。「変化球は振るイメージはありました。落ちるボール系は」と、1次ラウンドで対戦するライバルの印象を思い返す。例年より早い仕上がりで、この日は滑りやすいバッティング用のボールで打撃投手も行い、キャンプ中のブルペンでもWBC球で投球予定だ。

 「日本の力になれれば。(阪神の開幕は)監督やコーチが決めることですが自分の中ではWBCも大事でシーズンも大事」と能見。今季初の対外試合の2月10日の日本ハム戦に投げ、3月29日のヤクルトとの開幕戦に登板する「ダブル開幕」にも支障はない。フル回転で日本と阪神のために戦う。

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