大相撲で31度の優勝を誇る元横綱千代の富士の九重親方が7月31日に死去したことを受け、弟弟子だった日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は1日、両国国技館で記者会見し「今でも(本当に)亡くなったのかなと思う。何事に対しても勝つんだという精神力がとてつもない人だった」と声を詰まらせた。
理事長だった元北の湖の小畑敏満氏ら一時代を築いた横綱の相次ぐ訃報に、八角理事長は「より責任を持ってしっかりしないといけない。相撲協会は真っすぐの道を進む」と話した。
九重部屋の後継者について、相撲協会の春日野広報部長は佐ノ山親方(元大関千代大海)が継ぐと明らかにした。