大相撲の秋巡業が１２日、埼玉県熊谷市で始まり、新入幕の秋場所で９勝しながらも左足首の捻挫で途中休場した遠藤（２２）＝追手風＝が、女性誌からの取材を初経験した。

　午前中の稽古後『ＲＯＬａ』（新潮社、１１月３０日発売号）の取材を受けた。その実力と端正な顔立ちに、女性編集長が大ファンという。遠藤は「学生時代に一度、浜崎あゆみのセミヌードが載っていたもの（『Ｖｉｖｉ』１０年１１月号）を買っただけ」と女性誌になじみは薄いが、自然体で対応した。左足首は万全ではない。稽古では土俵に上がれず、取組もないが、即席サイン会では約３０分間、２００人以上にペンを走らせた。土俵入りの歓声もトップ級。それでも「これで相撲人気が高まるなら。皆が経験できることではないので、ありがたく思います」と謙虚に話した。