EU、融資前倒し実行拒否 ウクライナに、改革求める

 【ブリュッセル共同】米ブルームバーグ通信は1日、欧州連合(EU)が今年から来年にかけて実施している無利子融資900億ユーロ(約16兆円)について、ウクライナが求めてきた前倒し実行をEUが拒否したと報じた。ウクライナは270億ドル(約4兆2千億円)の資金不足に直面していると主張してきたが、EU側は円滑な融資実行に向けてウクライナ側に詳細な説明や、法制度改革などを求めている。

 EUとウクライナは1日の共同声明で、ウクライナが今年必要とする資金を確保するための手段を確認したと言及。一方で「2027年については(融資総額の半分の)450億ユーロの速やかな実行を進めることで合意した」とし、来年分の融資を今年中に前倒し実行しないことを示した形となった。

 ブルームバーグによると、EUはウクライナに対し地下経済の取り締まりや税収増、法制度をEUに近づけることを要求しており、事実上の融資条件となっている。EUは日本やカナダ、ノルウェーなどにもウクライナへの支援強化を求めている。

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