日比主導、海洋安保会合 南シナ海演習、中国不参加

 【スービック共同】日本とフィリピンは21日、フィリピン北部ルソン島スービックで、海洋安全保障を考える国際イベントの開幕式を行った。東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議の枠組みに基づき、26日まで南シナ海での演習も含めて実施する。複数の外交筋によると、中国も構成国だが、今回のイベントには参加しない。

 23、24日にプログラムの一環として、中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海スカボロー礁(中国名・黄岩島)付近で自然災害対応の共同演習が予定されており、中国が反発した可能性がある。共同演習は日米、フィリピン、インド、オーストラリアなど8カ国で実施する。日本からは海上自衛隊の護衛艦「いせ」が参加する。

 ASEAN拡大国防相会議にはテーマごとに七つの専門家会合が設置されており、日本とフィリピンは2027年まで海洋安保を巡る会合の共同議長を務める。

 開幕式にはフィリピンのテオドロ国防相が出席し、海洋安保の協力強化には「国際法に基づく原則」を堅持する必要があるとあいさつした。

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