イメルダ夫人、汚職逆転無罪 フィリピン最高裁、証拠不十分

 【マニラ共同】フィリピンの最高裁は9日、20世紀後半に独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の夫人、イメルダ・マルコス氏(97)に対し、汚職で有罪とした特別裁判所の2018年判決を覆し、無罪としたと公表した。特別裁の判決は不十分な証拠に基づいたものだったと結論付けた。最高裁判断は6月10日。地元メディアが伝えた。

 イメルダ氏は現職のマルコス大統領の母親。夫が失脚する1986年まで、宝石類や千足を超える靴の収集など豪勢な生活をしていたことで知られる。2018年判決は、スイスの銀行への不正蓄財を認定していた。

 最高裁は、特別裁の審理では「検察側が合理的な疑いの余地のない有罪立証に失敗していた」と断じた。

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