空爆の死者、双方で329人に パキスタン国防相「全面戦争だ」

 【イスラマバード共同】パキスタン軍は27日未明、アフガニスタンの首都カブールを含む各地に大規模空爆を実施した。26日に国境地帯で起きたアフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権部隊による攻撃への報復だとした。パキスタン軍は2日間でタリバン兵と武装勢力の計274人を、タリバン側はパキスタン兵55人をそれぞれ殺害したとしている。報復の連鎖が懸念される。

 パキスタンのシャリフ首相は声明で「国家防衛のために一切妥協しない」と宣言。ハワジャ国防相もタリバンを非難し「忍耐の限界を迎えた。全面戦争だ」と言及した。2021年のタリバン復権後、昨年の衝突に続く戦闘が激化し、両国の対立が決定的となった。

 タリバン暫定政権のムジャヒド報道官は27日「パキスタンと対話を通じて紛争を解決したい」と記者団に述べた。ロイター通信によると、ロシアやトルコなどが仲介を試みている。中国外務省の毛寧報道局長も、調停のため両国に働きかけていると明らかにした。

 報道によると、空爆の標的はカブールや南部カンダハルなどのタリバンの軍事施設。

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