パキスタンがアフガン空爆 首都も、双方の死者180人超
【イスラマバード共同】パキスタン軍は27日未明、アフガニスタンの首都カブールを含め、各地への大規模な空爆を実施した。26日に国境地帯で起きたアフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権部隊による攻撃への報復措置だとした。タリバン側も反撃した。タリバン兵133人、パキスタン兵55人が死亡した。
パキスタンのシャリフ首相は声明で「国家の防衛のために一切妥協しない」と宣言した。カブールの他、南部カンダハルなどの軍事施設を標的に空爆した。
両国は昨年10月にも国境地帯で軍事衝突し、多数の死傷者を出した。いったんは停戦合意したが、その後の協議で決裂。パキスタン国内で自爆テロなどが相次ぎ、緊張が高まっていた。
テロについてパキスタン政府は、アフガンに拠点を置く武装勢力の責任だと指摘。対策を講じないタリバン暫定政権が過激派を保護していると主張している。
タリバン暫定政権は2月26日夜、国境地帯でパキスタンの軍事施設への攻撃を開始。国防省は声明で、軍基地や駐屯地を複数制圧したとし、目的を計画通り達成したと主張した。



