地震で被災キャバレー再開、熊本 八代亜紀さん、デビュー前に歌声
熊本地震では、2023年に死去した熊本県八代市出身の歌手八代亜紀さんがデビュー前に歌声を披露したキャバレー「ニュー白馬」(同市)も被災し、休業を余儀なくされた。「引き際かもしれない」とも考えた池田義信社長(77)の背中を押したのは「明るい話題がほしい」との常連客の願い。8月中旬に営業再開し、八代の夜をピンク色のネオンが照らした。
レッドカーペットにシャンデリアとミラーボール-。生バンドを擁する国内最後のキャバレーとされ、昭和の香りが人気の店は1958年に生まれた。
地震後、バンド用の楽器がひっくり返っていた。酒瓶が床に落ちて割れ、アルコールのにおいが充満。
再開を後押ししたのは常連客の言葉。「八代にも明るい話題がほしい。早くネオンばつけろ」。電話やメールで全国から約100件の応援メッセージも届いた。
八代亜紀さんは2015年に発売した曲で「白馬は聖地さ」と歌った。池田社長は「(もし八代さんが存命だったら)手弁当で避難所を回っていたと思う。よく頑張って再開したね、と褒めてくれるかな」と目を細めた。
