入浴介助集中できずと指摘 筋ジス入所者死亡、鳥取

 鳥取県は23日、2025年3月に県立の障害児入所施設で難病「筋ジストロフィー」を患っていた14歳の入所者が入浴後の移動の際に転落、その後死亡した事故で調査委員会の検証結果を公表した。介助した看護師の1人が他病棟の業務を兼ね「職員が入浴介助に集中できる体制が確保されていなかった」と指摘した。

 検証報告書では、看護師らの間で機器の操作方法や適切な介助方法が十分に共有されていなかったとした。転落後の処置についても、より適切であれば病院への早期搬送につながった可能性が否定できないとした。今後、県に賠償責任があることを前提に和解協議を進める。平井伸治知事は「指摘に従い、安心安全な療育環境を整える」とのコメントを出した。

 報告書によると、事故は「県立総合療育センター」(同県米子市)で発生。入所者が看護師2人の介助で入浴後、ストレッチャーに移る際の操作ミスで転落し左脚を骨折。施設で療養していた翌日未明に心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認された。6月に調査委が設置されていた。

関連ニュース

社会最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス