ネパール土石流、5邦人が不明 家族でツアー参加、死者362人
【カトマンズ、北京共同】ネパール中部と中国の国境付近で26日に大規模な洪水や土石流が起き、在ネパール日本大使館は27日、ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れず、現地当局に捜索・救助を依頼したと明かした。ネパール当局は27日、5人は子どもを含む家族であると明らかにした。中国からネパールに入国したとしている。ネパールと中国で死者は計362人に上り、行方不明者は1400人を超えた。
AP通信は27日、ネパール側の氷河で氷の塊が崩れて川をせき止め、土石流が発生したとする地元専門家の見方を報じた。東京大の渡辺英徳教授による衛星画像解析では、川の上流側にある氷河の末端部分の横約1キロ、縦約2キロ、高さ約1・2キロに及ぶ範囲が崩落したと推定され、土壌がむき出しになっていることが確認された。
大量の氷や雪、岩石が土砂を巻き込みながら下流側へ流れ、被害を拡大させた可能性がある。米地質調査所も氷河の崩壊と土石流が壊滅的な影響を与えたと指摘した。
日本外務省は5人の身元を明らかにしていない。
